スィングする事と、自動的インプロ、色々な自動的な出来事との関係

2025/06/27

感動のリズム、グルーブと言えば、
何を思い出すだろうか?

僕の場合は、やはり、故村上秀一、
ボン太さんのドラミング。

最初にお会いしたのは、ジャズシン
ガー阿川泰子さんのステージ。ぼく
のフレーズを良く聞いて反応してく
れるのに驚いた。当時のぼくは駆け
出しの青二歳サックス奏者なのに。

その後30歳の時、自分のアルバムを
制作するチャンスに恵まれて、自作
曲のレコーディング最中に、やはり
ポン太さんのファンクリズムに打ち
のめされて、人生観が変わる事に。

それ以前が白黒テレビだとすると、
ポン太さん経験後の世界はカラーテ
レビの世界になる。全く違う世界に
なるのだった。

ポン太さんとは、その後の矢沢永吉
さんのツァーでも4ヶ月ご一緒した
ので、良く歌を聞く、歌伴のドラミ
ングの素晴らしさも感動だった。

あるとき武道館に、New York All
Stars と言うコンサートに出かけた。
サックスのサンボーンやブレッカー
を聞くのは初めてで、ドラムは、ス
ティーブガッド。

気がつくと、自分の足が勝手にリズ
ムを刻んで居て、やや、ガッドに、
遠隔操作されたか?笑、と愕然とし
た。

他にも、つのだひろさんや、大先輩
ジミー竹内さんなど、素晴らしいリ
ズムのドラマーに自分は育てて貰っ
た。

最近一緒にやっている、ジーン重村
のサンバリズム、ジミー橋爪のシャ
ープで、深いファンクリズムも魅力
がある。

リズムを刻む世界は深い。アマチュ
アとプロの違いは、草野球と、大リ
ーガーの違いくらい違う。

昨日、新しい台湾製サックスが、だ
いぶ馴染んで来たので、気持ちよく、
インプロの稽古をしていた。

管楽器は、まず、自分の好きな音色
が出るのが大前提、これが達成出来
ないと練習自体が楽しく無いだろう。
嫌な音、不快な音を聞き続けるのは
拷問。

いい音、気持ち良い音を出せると、
自己肯定感も上がり、練習を楽しめ、
上達が有るだろう。

当たり前の事だが、イメージしたフ
レーズを吹いていて、これは、思い
出すというより、体の記憶。
体の記憶と、現在の頭脳の創造性の
スパーク現象。

ほぼ自動的にフレーズは出てくる、
しかもいい感じのグループ感で。
それは、自分の演奏でもあり、色々
な素晴らしい先輩、仲間、お客様、
のお陰でここまで来れたとも言える。

YouTubeのチャンネルを選べば、ど
んな演奏も自由に聞ける。

自分の演奏、練習なのに、チャンネ
ルを選んで、自動的に演奏してるよ
うな気がする不思議。

両親が昔、秋田でスーパーマーケッ
トをやっていた時、近隣に、より大
きな競合店が開店し、客足がどんど
ん細くなり、倒産の危機に見舞われ
た事がある。

母の話では、その競合店は、理由は
不明だが、半年後、自動的に倒産し
てくれたので、父の店は、2億の融
資は余裕で返済、10年で7店舗のチ
ェーン店に拡大したのだった。

その後、ジャスコや、ユニーなど、
資本規模数十倍の大店舗がやってく
る事がわかり、会社ごと売却となっ
てゆくのであった。

同じ自動的でも、いろいろあるもの
だね?

人生が、自動的に成功してはつまら
ない。あれこれ、試行錯誤して、学
んで、成長してこその成功が楽しい。

自分がしているこの経験は、宇宙で
ただ1人、今自分だけが経験してる
と思うと、その唯一の無二の貴重な
経験に、自然と湧いてくるのは感謝
であろう。