素晴らしい才能を発見

2025/03/12

昔、僕の先生である松本英彦が良く
言っていた。若い人の方がうまい、
若い人ほどうまい。確かにそうだ。
昔だったらその才能に嫉妬する存在
は居たものだ。

でもあまりにもかけ離れていたら、
その気も起こらないし、例えば、バ
ッハやストラビンスキー、スティー
ビーワンダーなどに、悔しい、良い
曲ばかり作りやがって、俺だって負
けないぞ・・とはならないよね?

あまりにも神に近く、俺には関係な
いやって思うだろう。分析してみる
と在り来たりのコードやメロディな
のにどうしてそうカッコいいものが
出てくるのか不思議に思う良い曲と
いうものがあるものだ。

例えばスタン・ゲッツのあの音色や
ビブラートは真似しようと思っても
出来るものではないし、歌い手、作
家、奏者で一流の人は皆そんな気が
する。

最近注目している、コロンビア出身
のピアニスト、キーボード、サック
ス奏者、歌手、作曲家のヘススモリ
ーナもそうだ。

ピアノが、あまりにも軽やかで凄い
ことをやっている。

彼のピアノの奏法に触れてから、チ
ックやほかの人を聞き返してみた。
みなしっかり弾いていて、ヘススほ
ど軽く苦も無く弾く人はいないよう
だ。

サイトを見ていくと、歌もいいし、
パーカッションもうまいし、サック
スもそれなりにちゃんとしている。
モーツァルトやバッハに嫉妬しても
しょうがないと思うのだけど、この
同じ時代に生まれたまだ20代の天才
を見ると、同じ時代に生まれた幸運
を感謝する気になる。

仏陀と同じ時代に生まれた人を声聞
という。

またキリストの奇跡、水の上を歩い
たり、盲人を治したり、籠から無限
にパンや魚を出したりを目撃した人
も似たような気持だったのではない
か?

イエスの弟子のパウロは、言った。
イエスは神の子である。彼のいうこ
とに従おう、彼を信じ、信仰しよう。

時代は下り、そうではなく、皆が自
分の中にキリスト的なもの、自分の
中に神は居るのだと気が付いたとき、
イエスだけが神なのではなく、自分
たちも同じことができると気が付く。

それは500回以上生まれ変わった後
かもしれないが(笑)。

ヘススに触れてから、明らかに、音
楽に対する見方が広がった。

なんだそうやるのか!と。

限界は無い、もっと自由に音楽に取
り組んでもいいんだよというメッセ
ージが伝わってくる。

ありがとう、ヘススモリーナ!!