さて、引っ越しのバタバタ、片づけも佳境に
入ってきた。普段の業務に差し支えない
ように、必要なものを取り出せるように
目印をつけて新居の所定の場所に収納
するのがコツだ。
一昨日からレッスン稼働している。まず
は、東東京の勝どきまで行って中華系
女性サックス生徒K女史に、約束のショルダー
ストラップを手渡し、製作したカラオケ音源を
手渡す。
K女史のソルフェージ力も、お互いの忍耐強い
努力によりだいぶ上がってきた感が??
音楽は楽しんで進むこと。僕は、優しい保育園
の先生と、大学教授を兼ねる仕事なのだ。
サックスのストラップは市販品だと首に異常な
力がかかり、頚椎を痛める人が多い。僕は若い
時気が付いて、自作の背中から吊るサスペンダー
ストラップを開発販売し、かなりな売り上げを上げた
こともある。
女性はベルトをしないでスカートの場合が多いので、
やはり首に負担のないショルダー型を代理で購入
したわけ。
さて昨日は、午前中に博多の熱心なテナー生徒さん
であるMさんとオンラインレッスン。
彼は強力な読譜力と、記憶力のある方だが、
音楽理論背景が弱かったので、超絶なソロを記憶して
も、しばらくしたら飛んでしまって思い出せないという。
せっかく覚えたのに残念。
やはり調性(今何のキー)コード進行の心理的な
ストーリー、
自宅から、祖母の実家でくつろぎ、会社で仕事を
して帰宅というストーリーが、C,F,G7,C というコード
に込められているのを2年かけて理解し始めている。
やったね。Congratulations!!
午後は、五反田へ向かう。引っ越し先は一駅隣
の駅だから、ちゃんと時間を計算して家を出たの
に、あれれ?五反田ではなく多摩川に向かって
いる、そうか路線を間違えたか??(笑)
というのは先週までは、池上線と多摩川線の
二つの最寄り駅にいずれも徒歩4分の場所だった
ので、路線を勘違いしていたのだった。
天才にも間違いはある、天災ともいう。
五反田で二人のテナー生徒を激励して、君は
できる、魅力的な音で、創造的な音の並びで
感動的な音でストーリーを語れるんだよと。
それにしても、僕の生徒たちは、技術の差は
あれ、品格のある、太い音を出すのには感心
する。
聞いていて気持ちがよく、それぞれの人生の
ストーリーを音で描き出すのにふさわしい素晴ら
しい音を毎日聞くことができるのは、自分が
上達して自分が成功するより嬉しいかもしれない。
彼らは、一体誰に習っているというのだろうか?(笑)
さて夜は友人のボーカリストO君の紹介で、馬車道
のCharlie's bar へ到着した。この夜はボーカル
セッション。
台風で客足は今一だったようだが、全員演者という
和気あいあいのセッションは楽しい。
菊地雅之ピアノ、益子麻奈ボーカル、charlieボーカル、
オーナーに参加者が数名、歌って演奏するというもの。
グランドピアノにフカフカのソファー、お洒落な音楽に
お酒と、大人の遊び場という印象。
若くて可愛らしい益子麻奈さんのジャズボーカル、
砂田知宏氏に師事していた菊地氏のピアノも素晴ら
しく、何よりオーナーcharlieさんの枯れた色気のある
ボーカルが素晴らしい。
O君は、かつての日本人女性ジャズボーカルの草分け
の笠井紀美子さんの甥っ子で、やはりその声に毛並みの
良さは十分感じられる。
笠井紀美子さんの日本公演はお付き合いしたことが
あり、O君は、僕が長らく共演していた瀬戸かおりさん
が数年前に、日本ジャズ賞を受賞したときの僕の演奏
を聴いて痛く感服したとのこと、そのご縁で、一緒に
Hang out しようぜとという流れになっているのだ。
サックス、フルートのしもけんさんも登場して、
アルト、テナーや2フルートでボーカルに絡むという
豪華なセッションは夜中まで続くのだった。
オーナーcharlieさんから、「菊地さん、アート森、小野塚、
荒木など知っていますか?」というので、彼らは皆僕の
学校の卒業生なんですよと告げられて驚いていた
ようだった。
彼らもセミプロとして横浜界隈で元気に演奏活動を
しているのだろうなと、心が暖かく嬉しくなった。
そういうわけで今日も、Hard days night!!
今週は楽しいライブが2件あります。
★9/5テラスドルチェ蒲田、
★9/6h.s.trash 市川
もし近郊の方は、良かったらぜひお待ちしております。
詳しくは、こちらです。