●小編成ジャズライブの楽しみ方。

2024/06/11

現代は、歴史上、加速度的に情報が増えて
いる時代。昭和生まれの僕たちは、テレビ、
ラジオ、中波、FM放送、オープンリール、
カセット、MD,DAT,CD,そしてインターネ
ットの配信、youtubeの時代と音楽に
限っても、ものすごい変化を経験して
きました。

昭和の時代の1年分の情報を現在は1日
で受け取っているに違いない。

ジャズもスイングの時代からビーバップ、
フュージョンの時代を経て、ファンク、
ラップミュージックの時代、最近は日本
のアニメが世界を席巻し始め、驚いた
ことに、海外の人がJpopの曲を取り上
げるようになってきています。

外ばかり向いてきた日本のジャズミュ
ージシャンはどうしたら良いので
しょう?(笑)

まずジャズの基本は、ビーバップ、
スタンダード、常に相手のフレーズ
やコード感をキャッチして、良い意味
で反応し合って、お互い、その相手で
なくては出てこない会話を楽しみます。

フレーズの尻取り遊びは子供のやること
です。相手の音がリアルタイムで解る
のは、一流なら当たり前のこと、その
まま返すのは芸が無さ過ぎます。

最低でも一ひねりは欲しい。

同時に、常に今の時代にアンテナを
張って、感覚に引っかかってきた曲
は、迷わず取り上げています。どんな
にはやっていても、感覚の範囲外の
ものはパスです。

ジャズに無知なロックミュージシャン
や、ロックやファンクの乗りが理解
できないジャズミュージシャンは、
博物館専属と言われる未来が待っ
ているでしょう。

あらゆるジャンルの一流の皆さんと
共演させていただいたおかげで、
KOSEの音楽は、どんな曲をやっても
KOSEワールドになり、ジャズを感
じさせる粋な歌心の世界と言われ
ています。

 明日は、市川h.s.trashにて、
とても楽しみにしていた菊地康正
/Cozy Shiozaki&吉田敦トリオ
ライブは無事終了しました。