7/22 神戸三宮Great blue live

2023/08/07

このライブは、生徒の松尾愛さん主催のライブに
僕はゲストとして参加。当初は宝塚の逆瀬川バック
ステージから始まり、年に2度のペースで開催
されてすでに5年の月日が流れた。

サックス歴は長いが、ジャズ初心者だった、
ジャズをマスターしたい松尾さんは、プロの
メンバーを使い、師匠をゲストにライブを
敢行。

自分でも地元神戸でライブを重ねてそれ
なりにキャリアを積み上げてきた。

昼間は会社社長という顔もあり、人脈、
人望、集客力もあるので、僕はゲスト
としてプレイに集中するだけだ。有り
難い生徒さん、弟子である。

昨日は、たまたま東京で、植垣麻衣子
さんと試みた男女デュエットの名曲、
アラジンのテーマ、A whole new world 
を、今日は、ソプラノとテナーのデュ
エットに置き換えてやってみようと
いう、アイデアを思い付いて、彼女の
許諾も得てやってみた。

とても楽しい演奏になった。ソプラノ
とテナーのデュエットは、ピーボ
ブライソンとレジーナベルのデュ
エットに迫って聞こえたのでは無い
だろうか?(笑)

スタンダード曲から、チックの
ラフィエスタなど愛さんも、舞台
人として、サックス奏者としてだんだん
様になってきた。素晴らしい。

ここまでやる人とは知らなかったが、
やはり志を立てて、それなりの環境に
自分を置いて技と心を磨いていく、
その姿勢が素晴らしい。

中々思ったようには師匠を追い越
せないようだが、いつか追い越し
て欲しい。

この日は、予定されていたドラマー
李哲氏が、負傷のため代役の高野
正明氏のドラムに代わり、リズム
の柔軟性もあり、素晴らしい音楽性
の中々素晴らしい演奏でした。

ジャズも楽しいが、昔のジャズ
ロック、アリゲーターブーガルー
が楽しい。この年で、テナーの
フラジオ(超高音域)が、バリ
バリ出るようになったのと、自作
のマウスピースも、調子が良く、
ロックンロール的な演奏が楽しい。

後は、関西圏売れっ子ピアニスト生田
幸子と堅実な芝田奨のベースも、的確
なサポート。

ほぼ満席のお客様にも盛り上げて
もらって楽しいライブは終了。

サックスの肥田さんや、以前お世話
になった幼稚園園長先生の新井さん
とも再会できたのがうれしい。

彼女の、お兄さんが、僕が20回以上
訪韓して、教育活動や演奏活動のお
世話をしてくれたキムビョンス氏である。

打ち上げも楽しく美味しかったのだが、
メンバーから、やはり驚嘆の声があが
っていたのが僕のタイム感覚で、あの深い
8分音譜が、吹ける人は世界でも中々居ない
、、、などの声が。

自分では、いつも完全ジャストで演奏
しているのだが、仲間からは独特とか、
超レイドバツクとか言われる。

でも、いわば、メロディー奏者や歌い
手は、例えるなら、馬車またはその
御者、リズムセクションは、それを
引っ張る馬たちなので、リズムセク
ションの刻むタイムより前に行くこと
は、自然の原理に反する。

馬たちの前に馬車を繋いでも、どう
すると言うのだろう。立ち往生が
関の山なのである。

メロディー奏者や歌い手は一番早
くても、リズムセクションの刻む
タイムで演奏するのがよく、

メロディー、フレーズによっては、
ゆったり、たっぷり歌っても良い
ので、結果としてレイドバツクに
なったりするのである。

わざとニュアンスを付けるため
に、語尾を遅れさす場合もある。

次回は、2月に予定している。