今日は音楽の上達に興味のある人
向けの話題です。
考えてみた。中学高校は吹奏楽。
同時にギターやピアノもかじって
いた。最終的にサックスでジャズ
をやりたくなった。今はやっている
ブルージャイアントの主人公と設定
は同じ。
当時は音楽大学はクラシックしか
なかったので、大学はすぐやめて、
いきなりキャバレーでプロ生活。
何とか食べられた。
そうこうしているうちに、日本の
ジャズ界の重要人物、サックスの
達人・松本英彦に認められ、音楽業
界の一流のレベルに、徐々に潜り込む。
二人の先生(松本英彦・サックス師匠、
三木敏悟・音楽理論作編曲師匠)に習い、
自分でも勉強してきた。お陰様で、内外の
ビッグネームをたくさん経験したのち。
30代中盤で、やってらんねえよ(笑)
と芸能界をドロップアウト。
その後、ライブは続けながら音楽書
(サックス教本、フルート曲集)など
を出して、教える仕事が比重が増えて
ゆく。通算すると数百名、本の読者も
入れると数千名の皆さんに教えてきた
ことになる。
ある程度音楽の素養や素質がある人
に教えるのはたやすい。
僕の持っているいろいろな経験やヒント
を提示して、やってみたら?と勧める
だけなので。
何十年も教えてきて分かったことが
たくさんあって、それは、音感や
ソルフェージの弱い人ほど、その
トレーニングの必要性が解らないと
いうこと。解らないから弱いのかも
しれないが。
つまり何をどうしたらうまくなる
のかがさっぱりわからない人が多
く存在するのに気が付く。
社会的には立派な大人、きちんと
した職業、立派な主婦で子育てを
立派にこなしている母親であっても、
音楽の能力は様々で。
歌が好き、歌がうまく歌えるのと、
メロディを楽器で演奏できるのには
少し違った、必要な技能がある。
具体的な、サックスの吹き方、フル
ートの吹き方は世の中に素晴らしい
先生はたくさんいるだろう。
僕が残りの生涯で教えたいことは、
音感とソルフェージの上達法。
僕はジャズ屋なので、あるメロディ、
例えば、アメリカで有名な、Amazing
graceを12通りの違うキーで絶対間違
わないで吹けるし、吹いているとき
に、伴奏のコードをイメージできる。
それも12通りに。
メロディが吹けるうえに、伴奏の
コードもイメージできたら、自由
自在にアドリブする準備が整った
ということである。それを音楽的
に、かっこよくやるのはまた別。
もしちゃんとした歌い手だったら、
Amazing graceを、声域(声の出る
高さの範囲)の許す限りいろいろ
なキーでも歌えるのだけど、楽器
でも出来たら素晴らしい。
それには特別の訓練が必要で、
音感やソルフェージの能力をトレ
ーニングすればよいのである。
よほどの天才的な素質のある人だ
ったら、自力で伸びていけるのだ
が、普通は、それに特化した教師
の指導のもと、研鑽するのが近道
だと思う。
僕の経験で出会った不思議な人
たちを紹介したい。
●譜面さえあれば、かなり難しい
譜面でも演奏する能力のある人
たち・・だけど、いま何のキーな
のか、和音は何をやっているのか、
例えばEマイナーの3度を今吹いて
いるとか、という自覚の全くない人。
●簡単な曲でも、譜面がないと記
憶できないので何も吹けなくなる人
たち。
●アドリブに必要なコードパターン
12キーなどを、すらすら吹けるのに、
実際に曲のどこに当てはめたらいい
かわからない人。当てはめるのだけど、
先生ダサいので使えませんという人。
これはよくあるタイプで、音楽は、
作曲家が、和音やスケールをどうした
らかっこいいのか、音をとっかえひっ
かえ並べ直して、試行錯誤、推敲の
結果そうなったということが理解で
きていない人。
基本のパターンは、コードを理解する
ために作ってあるので、実際は状況
に応じて、バリエーションを作ってい
くか、作っておいたバリエーションの
パターンも記憶しておく必要がある。
つまり応用力が必要なのだ。
音楽は書かれたものを再現するだけ
と、今まで再現に特化して音楽の世
界を生きてきた結果、創作するとい
う世界が全く見えなくなっているの
だと思う。想像もしないのだろう。
●アドリブを習ったのに、どうして
もアドリブをやる勇気が出ないので、
暗記したソロをひたすらやっている
人。これはバック、伴奏者は、アド
リブじゃないのはすぐわかるので、
練習としては良いけど、本番でや
られると、つまらない。
音楽は書かれたもの(人が作ったもの)
を上手に再現する(世界の音楽の99.999%)
のも楽しいけど、曲を作ったり、演奏で
アドリブするのも楽しいことなんだよ・・
というのはジャズ屋のスタンス。ジャズ屋
は楽器の技術と音楽創作能力両方バランス
よく必要ということを表にしてみた。
演奏家・・・(ジャズ屋)・・・作編曲家
楽器の技術 ●必要・・・・●必要
音楽創作能力 ●必要・・・・・●必要
サックス、フルートはもちろん、トラン
ペット、トロンボーン、ピアノ、ギター、
ボーカルの皆さん、音楽理論、音感やソルフェ
ージ力をトレーニングして音楽を構成する力、
アドリブ力をつけたい方は、そのプロフェッ
ショナルコーチである、僕の主催する、
菊地音楽塾も選択肢に入れてください。
興味のある方は、お待ちしていますよ。
オンラインコースもあります。菊地
音楽塾 写真は現在の生徒さんたち。