自分の事より嬉しい事

2023/05/25

一昨日は、五反田にてテナーの生徒さん
と、音感トレーニング。

音が瞬時に解る(聴音)ようになるのは、
自転車に乗れるようになるのに似ている。

自転車に乗れるようになると、昨日まで
ふらふらと転んでばかりいたのが自分
だったのに、

自分は生まれつき、転ばないで自転車に
乗れる人だったような気がするものである。

まず、音を認識出来る人間から見て音が
認識出来ない人を見ると、何とかしてあげ
たいと思うのである。

正しい手順で訓練すれば、素質の有無で、
時間がかかる場合もあるが、皆解るよう
になるはず。

僕が苦労して作った教材(音感トレー
ニングメソッドなど)が、目の前において
あるのに、やろうとしないのは何故?

僕は、スパルタ式に、強制したり恐怖を
用いるのは好きではないし、自発的に気
がつくようにヒントを出してゆく教え方
が、好きのだが、世界に類のない素晴ら
しい教材と僕が自負している素材を差し
出しても、見る人によっては、買ったけ
ど自分には関係ないと思うのだろうか。

鳥のように、素晴らしい(音の)世界を
自由に羽ばたき、上空から俯瞰するのが、
どんなに素晴らしい事なのかを、知らない
し、想像できないのだろう。

なんて残念、素晴らしい導き手が目の前
に居るのに気がつかないとは。

 気がつかせるために、鬼になったり
憎まれるのを承知で行動に出る教師の
気持ちが分かる気がするのである。

関係が終わるリスクを背負った上で。

さて、今日は大阪にて、長らく通って
いる3名のレッスン。
毎回、お互いに発見と実りの多い時間
を、三者三様に過ごす。

神戸から通うMさんは、僕の教室で、
学んで実りのあることを確認して、
某大学経済学部の通信コースを受講し
始めたとのこと。

お金を頂いて、レッスンを続け、成果
があがっているのを見るのは、実に嬉
しいこと、それに自信を付け、さらに
別分野にも挑戦しているとは、目の
覚める嬉しいニュースなのだった。