坂本龍一氏が旅立った。個人的に直接は、ほとんど
接触は無かったが、作品は好きでした。
僕の生徒さんでヘッドハンティングの専門家
Sさんが、サックスを習いに来ていたことが
あり、彼は坂本氏と同級生だったので、
面白いエピソードはたくさん聞いた。
坂本氏が高校生の時、流行っていた学生運動の
まねごとをしていた。職員室にバリケードなどを
作って、反体制を気取っていたのだが、ある日、
坂本氏の姿が無かった。
後で問いただすと、だって、ママが起こして
くれなかったんだもんとのことだった。
カワイイ!
売れて来てからコマーシャル1本でかなりな
金額を得ても半分税金で取られるのでNY移住
を勧めたのもSさん。
実は一度だけ、テレビ局の楽屋でご一緒した
ことがある。某ジャズ歌手のバンドの僕たち
が騒ぎすぎて、静かに読書していたYMOの
坂本氏に、静かにしてくださいと言われた
のだ(笑)。
ドラマーの村上ポンタさんから、麒麟バンド
の話を聞いていた。坂本氏を始め、清水靖晃、
本田俊之の二人のサックス奏者は、二人とも
作曲家の才能を現し、3人とも才能凄いなと
見ていた。
映画音楽作家としては、戦場のメリー
クリスマス、ラストエンぺラーの音楽も
さすがでしたが、個人的には、リトルブッダ
の最後に流れる音楽に感動しておりました。
未来派野郎というアルバムの楽曲も大好き
でした。
改めて聞いてみて、その色彩豊かな現代的な
音楽世界、自分も曲作りに多大な影響やヒントを
貰っていたのに改めて感謝したと思います。
心からご冥福をお祈りいたします。