新宿のスタジオにて、リハーサル。
4/4赤坂トナリテライブのメンバーは、
菊地の他、山口友生ギター、外山安樹子
ピアノ、竹本一匹パーカス。
山口友生さんは、最近知り合ったが、
僕よりは少し年下で、もう十分ベテランの
人。素晴らしい音楽性と人間性のギタリスト。
一匹とは、20年ぶりの共演になる気がする
が、以前良くやっていたし、普段のつながり
も有るので、そんな久しぶりな気がしない。
外山安樹子とも、もう15年来のつき合いな
ので、その素晴らしい才能の開花をずっと
見守りつつ、共演してきたとも言える。
お互いにいつも新鮮。
今日は、いつものレパートリーを
リハーサルしていて気がついた事が
多かった。
スタンダード、オリジナルとも、
やっていて飽きてしまう曲もあるもの
である。何度やっても飽きない曲
もある。
レパートリーとして現在残って
いる曲達は、この菊地の感性、趣味
から、いまだに飽きのこない、僕に
とっては、奥の深い、favorite
な曲ばかり。
それらの曲も、アレンジを変えたり、
ソロの内容も、表現の深さも進化
させていかなくてはならない。
なぜなら、自分も、その演奏を聞いて
くれるお客様も、同様に、平等に時間
は流れ、お互いそれなりに人生経験も
積み、音楽の耳もさらに進化していく、
肥えていく訳だから。
また、人生の季節が変わると感じ方も
変わる。時代が変わるとまた、聞き方、
感じ方も変わるものだ。
現在自分には、3つのチームがある。
都丸、植垣麻衣子の、まるで父、息子、
娘のような、若手チーム、
そしてそれと、メンバーは兼ねている
が、サックスアンサンブルを行うサックス
4人と、4リズム+ボーカルの豪華な
サックスマシーンズチーム、
そして菊地の個人プレイを表現、サポ
ートするこのベテランチームだ。
3つとも、違うテーマがあり、3つの
違う側面から自分の音楽を深く掘り
探求していく。
コロナも一段落、この3つの表現
形態、3 つのパイプから、この世界
と自分に対する愛と知恵とパワーを
放出して行くのだ。
なんというチャンス、なんと恵まれ
ているのだろう。心から感謝が湧い
てくる。
今日は、菊地の個人の演奏をさらに
もっと大人に、もっと深い表現へと
進化させたいと、痛烈に意欲が
湧いた日。
今までの自分の基準はもう過去の
もの、もっとハードルを上げても
跳べる気がしてくる。
その意味は、もっと深い表現、
より感動に溢れた表現。
僕の大好きな言葉は、すべての人
の人生の目標、したいことは、毎日、
毎瞬間ごとに、より一層自分自身
に成ってゆくこと。
自分自身の、生まれてきた時に
決めた、この人生ではこれを経験
し、達成しようと決めたテーマを
ちゃんと達成して、卒業したい
から。
素晴らしいメンバーとのリハーサル
は、そんなヒントを与えてくれる。
写真は、大阪生徒の松尾愛さん撮影。