気になるJ-pop

2022/01/11

横浜にて、S君のサックスレッスンである。 あるコンサートで、J-popの曲をやりたいというので、譜面と音源を持ってきた。 ●群青/YOASOBIと、●髭ダンディズムの、Cry baby である。 かなり読譜力と演奏力の有る彼なので、目まぐるしい譜面をばりばり吹いている。なるほど、フレーズによって、スラーにしたり、切り気味にしたりいろいろなアーティキョレーションを施す事をアドバイス。

最近の日本のポップスは、ラップ音楽の影響も有り、かなり忙しく言葉を詰めこんでいるので、楽器でやる場合は、律儀にその通りやる必要もなく、必要に応じて譜割を変えるのもありだと思う。

アドリブもやってみたらと提案したが、コードが書いていないので、音源を流しながらリアルタイムでコードを書きとって見せたら彼は驚くのだが、だってそう聞こえてくるのだから、素早く書いていけばいいだけのこと、とても分かりやすい楽曲の場合音源を流しっぱなしで止める必要もない。

参考に群青/YOASOBI本人のPVで歌を聞いてみたら、アニメのテーマソングでえらくヒットしているらしい。ボーカルの子は、田舎の女子高に居そうな可愛い女性だが、声に独特のセクシーさがあるようだ。

さて、髭ダンディズムの、Cry babyは、転調が多く難しいが、とてもかっこいい曲だということが分かった。特に転調が予想を裏切る場所に行くのがスリリング。PVもかっこいい。 以前から髭ダンディズムの楽曲と歌詞のはまり方が面白く注目していたのだが、転調が面白い。

ネットで調べると、楽曲解説、理論的に解説しているページを見つけたのでシェア。

藤井風もそうだが、ジャズや、クラシック、今までのロックをちゃんと理解したうえで、楽曲を作る日本のポップスも新しい才能がどんどん出てきているのは素晴らしいことだと思う。

いい曲はどんどん取り上げて、ジャズ屋も演奏していきたいし、曲つくりの参考にもしていきたい。 髭ダンディズムの、Cry baby解説ページ紹介