秋になってうれしい。僕は超暑がりなので、夏は、いつも汗だらだら、Tシャツやアロハシャツをしょっちゅう着替えていました。
昨年から可笑しなことばかり続き、ある意味では、貴重な人生経験を積ませてもらいました。
高野山に行ったとき、戦国武将や、両手を切り落とされて後に日本画家になった大石順教のお墓をお参りしたのち、戦時中に戦争反対を唱えて投獄された方の碑がありました。正しいことを主張したために投獄され、親孝行もできないお詫びが記されていました。戦時中は、戦争反対などと言ったら、非国民と罵られ、特高に捕まって監獄に入れられていたことでしょう。
現在も実は戦時中なのだと思います。欧米の先進国がここ30年で5%以上の経済成長をしているのに全く停滞、夜ご飯も食べられない子供が6人に一人、昨年のコロナ渦以来、女性の自殺が増えているそうです。消費税に、コロナのダブルパンチで、イベント音楽関係者は、苦汁をなめています。誰がそうしているのか考えたことはありますか?
それでも新聞テレビを信じている人は、疑いもなくワクチンを打ち、何もない人はラッキーでしょうが、一定の割合で具合の悪くなったり命を落とす人が増えるでしょう。ワクチン会社はもともと責任を取らない契約になっており、国は、因果関係が評価できないと、4000万の保証はしないでしょう。今までのサリドマイドや、子宮頸がんワクチンの経緯を見ればわかるように、裁判で争っても、勝つのに20年以上かかったり困難が予想されるのに、安全性のわからないワクチンをなぜ打つのか正直、理解に苦しみます。
さて。最近見つけた藤井風君の音楽が素晴らしい。帰ろうという曲では、どうやら仏教の無常観を歌っている気がしてなりません。また、ファンの中で、近親者が旅立ったのち、この曲に心癒されたり、自殺を思いとどまった人がいたりして、PV動画なのに、コメントを書き込む人たちに、藤井風ファンネットワークが自然にできていく、音楽の力で人々を癒し、心を救っていく、その彼の音楽観、世界観に天から与えられた、文字通り天才を感じるのは僕だけではない気がします。
ソングライターとしては、矢沢永吉さんや、海外ではスティービーワンダー、ジョンレノン、プリンスなどのように、出す曲出す曲が名曲で人の心を打ち、そして歴史に残って行く、そんな天才級の才能をリアルタイムで見ている気がしてなりません。
もはや、その才能に嫉妬する気はありません。同じ時代に生まれ合わせたことがラッキーだと思います。先日風君の15歳の時にアルトサックスで、ドナリーの演奏を聴きました。粗削りながら、ちゃんとジャズのアドリブをしていてその才能に驚くばかりです。
帰ろう
あなたは夕日に溶けて
わたしは夜明に消えて
もう二度と 交わらないのなら
それが運命だね
あなたは灯ともして
わたしは光もとめて
怖くはない 失うものなどない
最初から何も持ってない
それじゃ それじゃ またね
少年の瞳は汚れ
5時の鐘は鳴り響けど もう聞こえない
それじゃ それじゃ まるで
全部 終わったみたいだね
大間違い 先は長い 忘れないから
ああ 全て忘れて帰ろう
ああ 全て流して帰ろう
あの傷は疼けど この渇き癒えねど
もうどうでもいいの 吹き飛ばそう
さわやかな風と帰ろう
やさしく降る雨と帰ろう
憎みあいの果てに何が生まれるの
わたし、わたしが先に 忘れよう
あなたは弱音を吐いて
わたしは未練こぼして
最後くらい 神様でいさせて
だって これじゃ人間だ
わたしのいない世界を
上から眺めていても
何一つ 変わらず回るから
少し背中が軽くなった
それじゃ それじゃ またね
国道沿い前で別れ
続く町の喧騒 後目に一人行く
ください ください ばっかで
何も あげられなかったね
生きてきた 意味なんか 分からないまま
ああ 全て与えて帰ろう
ああ 何も持たずに帰ろう
与えられるものこそ 与えられたもの
ありがとう、って胸をはろう
待ってるからさ、もう帰ろう
幸せ絶えぬ場所、帰ろう
去り際の時に 何が持っていけるの
一つ一つ 荷物 手放そう
憎み合いの果てに何が生まれるの
わたし、わたしが先に 忘れよう
あぁ今日からどう生きてこう