なるほど、オリンピックは、日本人を元気にする効果が、あるね?
やはり、体操や卓球、水泳女子、柔道で兄妹金メダルなどは、感激する。
有るかどうか解らないオリンピックに向けて、トレーニングをやり続けたアスリートのみんなは、やはり偉いし、素晴らしいのが解った。
我々音楽関係者も、日の当たる日に向けて、その日のくることを信じて、演奏の機会も、収入の道も絶たれて、この困難な時を、明るい気持ちと、研鑽を忘れないで過ごす勇気をもらう気がする。
開会式が、しょぼいのは、ロスや、北京、ロンドン、古くは64年前の高揚した素晴らしかったオリンピックの記憶のせいなのだろうと思っていたら、いろいろ内幕が解ってきた。
パヒュームや、ベイビーメタルの振り付けを担当した日本を代表する振り付け演出家の、Mikikoさんが、素晴らしい企画を作っていたのを、電通の有名な実力者のS氏が、大幅に改変して、まるでメッセージ性のない、各アーティストがそれぞれのことを並べてみましたと言うものになっていたのは残念。
S氏は、ソフトバンクのあの白い犬や、そうだ、京都へ行こうのコマーシャルを考え出した人で業界では知らない人はいない天皇のようなカリスマだそうだが、、、。
多分利権関係者に一様にご機嫌を取る配分にしたのだろう。
国民がコロナで困窮して困っているときに、お魚券や、お肉券を配ったり、
コロナとどういう関係かの何の説明もなしに、飲食店イジメをして、酒は飲むな、家にいろ、効果不明遺伝子書き替え薬品の注射をしろという、どこかの国の首脳と、似た精神構造なのは情けない(笑)。
北京オリンピックの演出を手がけた、チャンイーモウは、世界的な映画監督で、僕も大ファンなのだが、映画をみているような素晴らしい演出だったのを思い出す。
歌舞伎の海老蔵さんと、ジャズピアニスト上原ひろみさんのコラボは、二人のパーフォーマンス自体は決して悪くないのに、何故一緒にいるのかの必然が全く感じられない、企画の不毛と言わざるを得ないのが残念。
上原さんの演奏は、即興だと思われるが、オリンピックに、相応しい音楽にしてほしかった。
邦楽と洋楽のコラボは、その質の違いから、実際かなり難しく、成功例としては、武満徹のNovember step以外には聞いたことが無い。
市川猿之助、日野テルマサのコラボも新橋演舞場で見たことがあるが、伝統芸能に、瞬時にジャズが負けていたので、ジャズ屋は、かなり知恵を絞る必要がある。
ともあれ、素晴らしい世界のアスリートを応援して、この世界の変転の時を楽しもう。
人類の黄金時代はもうすぐそこだ。
それには、マスクを外すことから始めよう。
写真は、大阪阿倍野ハルカスにて、大阪のまちを、眺める。