東京、横浜、大阪、名古屋で、サックスレッスン、フルートレッスンを展開している菊地康正です。
一昨日、いつもの多摩川ガス橋下で名古屋の生徒さんの、インターネットレッスンを開始しようとアルトサックスを取り出し、ウォームアップ、ガムテープで、スマホを壁に貼り付けて、テレビ電話の準備完了。
すると、ある男が近づいて来る、
イヤー素晴らしい音ですね?ではなく、五月蝿くて近所で苦情が出ているので、他の場所でやってくれ。(笑)
菊地康正の音の素晴らしさが分からず、騒音に聞こえるというので呆れて、ふと思い出すのは、愛国者で数学者の藤原正彦さん。
友人で外人の高名な学者を、自宅に呼びご馳走を振る舞おうとすると、風流な虫の声が、聞こえる。気持ちよく聞き入っていると、賓客は言う。
なんですか?あのノイズ(雑音)は?
藤原氏は、思う。
嗚呼、なんで日本はこんな程度の低い奴らに戦争で負けたのだろうか?(笑)
話は変わり、ニューヨークのセントラルパークのベンチに腰掛けていた、世界最高峰のクラシックピアニストと言われる、ホロビッツは、日課の散歩の途中でべンチに佇んでいると、カメラを肩にかけた男に話しかけららる。
爺さん、仕事は何をやってんだい?
私はピアニストだ。ピアノを弾くのが仕事だ。
え~~~?ピアノなんか弾いちゃって、爺さん、儲からないだろう?(笑)
二人は楽しく会話した。気に入られた男はホロビッツの、肖像写真を撮るカメラマンに抜擢される光栄に浴した。(笑)
さて、昨日は、苦情が出たガス橋の川崎側へ、回りフルートの稽古。反対側なら大丈夫だらう。
橋の下で、若者が5人位でバーベキュー。そうか、あの緑の狸が仕掛けた緊急事態馬しか宣言だもんね?
一応断りを入れる。
こんにちは、楽器の練習良いかな?
あ、良いっすよ。構わないッス。
強風の中、響きの良い橋の下で音出し、跳躍練習、音階練習、自由インプロ練習、バッハのパルティータ、伴奏音源と、クラシック名曲集、ラテン・ジャズ、スタンダードジャズと、メニューをこなしてゆく。
昨日は捗ったなあ、フルーティストとして、着々と前進している感がある。
隣のテニスや、ハンドボールの練習の人たちを横目に。
若者たちから、焼きそばを振る舞われる。
有難う、おお、美味しいね?
ビールも有りますよと言われたが、これから練習なので、、!。
見ていると、若者の一人が、肌寒い中、多摩川に飛び込んで泳ぎ始める。寒中水泳に近いが、若者たちは元気だ。
風が強いので、上がったら、寒いだろうに。若さって素晴らしい。
一時、若者たちがまるで、自分の息子がたくさん居るように見えた気がした。
5/27に赤坂で菊地康正のライブは延期です。詳細はこちらです。