プロ、アマチュアを問わず、緊急事態宣言で、演奏する機会を失って、経済的にも、また精神的にも落ち込んでいる人も多いのではないだろうか?
ここで、演奏を志している人や、仕事としてやっている人に参考にして欲しいことを述べたい。
歌や楽器をやっている人は、稽古をやめたら下降してゆくのは周知の事実なので、どんな事態になっても日々研鑽を続けていると思う。
政府のコロナ対策の様に惰性でやっていないだろうか?(笑)
練習ルーティンを決めて、そのとおりやるのも良いだろう。
好きな曲だけさらうのも良いだろう。
いつもできる事をさらって、いつも通りできる事を確認したら、少しだけ冒険してみよう。
あるパターンが、いろいろなキーで自在にできたら、その組み合わせを試したり、ちょっと後回しにしていたレパートリーに当てはめてみるのも良いだろう。
事実上ライブが出来ないのなら、ライブでやるプログラムを、演者と観客をダブルキャストで自分でやってみるのはどうだろうか?
昨日試しに、いつもは敬遠して通り過ぎていた曲を、心を込めてテーマを演奏したら、その曲の良さが伝わってきた。
改めて、世に残っている曲は、みな、それなりに良さがあるのだなと感じた。
韓国に渡ったときに、かの国の人たちは自己陶酔の傾向があり、自分の演奏に酔いしれる傾向が日本人より強いと感じた。
芸術は、観客が有って初めて成り立つものだが、自分も観客、聴衆の一人であることに、昨日は改めて気が付いた。
観客である、自分を満足させるような演奏を、演者である自分がすれば良い。
1音のロングトーンに、ひと節のフレーズに自分の人生経験を込めて見よう。
上手く表現できれば、感動しない人は居ないはずだ。
これからまた、稽古の質が変わりそうな予感。
参考にして頂ければ幸いだ。皆で、全世界の科学的根拠のない、偽コロナ騒動に、NOを言っていこう。
芸術音楽は、人類にとって必要不可欠な、心の栄養素であり、決して不要不急ではない。
ライブもレッスンも、必要不可欠なのだ。