大貫妙子シンフォニックコンサート サックスレッスン

2020/12/21

大貫妙子さんは、独特の美しい声と、多くの作品を持つシンガーソングライター。僕も何枚かアルバムを持っている。 4年前に開催された、フルオーケストラとのコンサートがなんとフルバージョンで見られると言う。なんと太っ腹な!
前奏曲というか、オーケストラだけで1曲を聴いて、そのサウンドの豪華さに酔い痴れていたら、編曲は、千住明さんだった。

千住3兄弟は有名で、長兄は、ニューヨークで活躍する版画家、妹は高名なバイオリニストの千住真理子であり、彼女と共演こそしていないが、同じコンサートでご一緒した事がある。また、千住明作品である、砂の器のテーマは、前回のアルバムに収録したのだった。
久々に聞いた千住明編曲作品は、益々オーケストレーションが上達し素晴らしい。そして全く邪魔をせずしっかり支えるバンドメンバーと、オーケストラ、その編曲者であり指揮者の千住明と、役者は揃っている。 そして、透き通り、清潔感に溢れ、魅力的な大貫妙子さんの声は健在。彼女の声を最も生かす自身のオリジナル曲の世界も素晴らしい。
まだ、半分しか視聴していないが、みなさんにも是非楽しんでもらいたい。視聴しながら思い出したのは、30年以上前の世界的に有名なジャズ歌手サラボーンの日本公演に参加した日の事。
メンバーは、サラのバックを務めるトリオに、新日本フィルハーモニーオケと、日本を代表するスタジオミュージシャンの村岡健さんと、そのサックスセクション。僕も村岡さんに呼んでもらったのだった。 サラの素晴らしさとともに、名編曲者のマーティペイチの編曲が素晴らしく、オケのサウンドだけで気持ち良かったのを思い出す。
マーティペイチの息子のデイビッドは、totoの中心メンバーで、ヒット曲アフリカの作曲者でもある。