音楽家を2つに分けるには?
いろいろな2分法が考えられるだろうが、
例えば、
★スイングするか、しないか。
★歌うか歌わないか。
★譜面が読めるか、読めないか。
★耳が良いか悪いか。
★カッコ良いか、ダサいか?
1.人の書いた譜面を上手に演奏できるし、それが好きな人。
2.人の書いた譜面はなるべくやりたく無い、自分で考えた音楽をやりたい人。
1は、クラシックプレーヤー、スタジオミュージシャン、白人に多く、2は、ジャズ、ロック、プレーヤー、黒人に多いのでは無いだろうか?
長年ジャズを教えるのに、音源を作ったり、親切にアドリブを採譜した譜面を生徒に与えて、集まった1の人たちに、楽譜を学んだ上で好きな事をやるとアドリブ出来ますと教えてきたわけだが、考えてみると、元々人の作った楽譜をやるのが好きな人に、自分で考えて自由にやれというのは、矛盾があるのかもしれない、と、今更ながら気がつく。
伴奏ピアノを教えるのに、基礎が大事だと思い、基礎練の教材を作っていて気が付いた。僕のピアノは、アカデミックに学んだものでは無く、レコードを聴いて、これはカッコ良い、ジャズの理論書や、ブルース教本、ジャズピアノのコードの押さえ方の本を買ってきて必要なところだけ抜き取って学んできたのが僕のピアノだ。
必要最低限の知識と、長年の経験によって組み立てられた僕の伴奏ピアノは、自分の書いた簡単な基礎音階もちゃんとできない事が判明した。笑。
やはり自分は、2の好きな事だけやりたいワガママなタイプの音楽家である事を再自覚した次第。
今後の教材は、僕のできる世界の中で、最高にかっこいいと思うものを提供していこうと決めた。
武満徹は、東京芸大に入学した日に、大学は無意味と、独自路線を決めた。
チャーリーパーカーは、一生譜面が読めず、全て耳だった。先輩プレーヤーの演奏を聴き、指を見て音楽を学んだという。
山下洋輔も、譜面を読むのは好きではなかったのであの独自な演奏が生まれたとの事。
きゃりーぱみゅぱみゅや、パヒュームに、楽曲を提供し、録音からジャケットデザイン、CDの製作を1人でやってのける中田ヤスタカも、子供の頃、ピアノを習わされたけど、なんで自分が人の作った音楽をやらなければいけないんだと、すぐシンセサイザーを買って、作曲を始めたという。わかるな、カッコ良くなかったらやりたい気が起きないもんね?
音楽業界のエリートサラリーマン、スタジオミュージシャンをやっていたのは今は昔、日本では、水のように個性の無い、自己主張の無い人が好まれる傾向があるが、コンピューターの発達で、益々仕事の無い管楽器の皆さん、コロナ禍の今は、頭をひねる(絞り出す)時代がやって来ました。