フルートの美しい音の作り方

2020/08/02

世の中には数多くのフルート奏者、愛好者が居るだろう。特に日本人は笛が好きなので、オーケストラでもフルートの空きが無く、オーケストラに参加したいフルート奏者は順番待ちだという。

フルート同士で集まってフルートアンサンブルや、フルートオーケストラも存在する。

僕の様に、元々はサックス奏者なのだけど、ジャズ演奏に、また仕事に幅を持たせるために、フルート「も」取り組んでいる人も多いだろう。

僕も、昔はフルートを甘く見ていた(笑)。

20代中盤でフルートを始め、指も似ているし、1年くらい我流でやればかなり上手くなるだろうと頑張ったが、全く上達せず(笑)。

当時、同じバンドに在籍していた、東京芸大講師だった西沢幸彦さんが、菊地君、フルート教えてあげようか?と言われたのを幸いにゲタを預けた。

その後、フルートの練習に力を入れて、フルートもちゃんと吹けるサックス奏者として重宝された。もちろん未熟故の苦い思い出もたくさんある。

フルートとハープで渋谷のプラネタリウムの音楽をスタジオで録音して居た当時のこと。全て終わってから、先輩女性ハープ奏者から、今度会うときまでに、美しい音を出せるようにね?と言われたのは一生忘れない。そんなに俺の音はひどかったのか?!(笑)

フルートの神、大尊敬しているジェイムス・ゴールウェイさんに、アルバムサックス・マシーンズを褒めてもらったのは一生忘れない。翌年にコーヒーを飲みながらジミーさんと歓談していたら、世界の名だたる指揮者、オペラ歌手は皆友人とわかり、思わず椅子から降りて、地べたに土下座したい衝動に駆られた(笑)。

最近改めて解ったことがある。

フルートの地の音がしっかりしていて美しいのはもちろん大事。でもやはり、「ヴィブラート」が魅力的だと、地の音の美しさと相まって感動を呼び起こす音色を作ることが可能だと言うことだ。

 プーランクのソナタ3章や、デイブバレンタインのようなラテンジャズで、縦横に動き回るフルートも楽しいが、やはりジェイムス・ゴールウェイの映画音楽のように、ただメロディをさらりと吹いて居るだけで涙を絞ってしまう魅力がフルートにはあると思う。

菊地康正の考える、感動させるフルートの音の作り方をご紹介。フルート吹きならず音楽が好きな全ての人に見て欲しい動画です。昨日撮影。