★音楽レッスンの話題/5度進行とは何か?

2020/07/19

Kさんは、一流音楽大学のサックス科を卒業されて、コンサート活動もされている方。講師として教えている教室で教えている年配者生徒さんがやりたいのはやはりジャズ、そしてアドリブ。

必要に迫られてジャズサックスを習いに来た方。コード理論を習ううちに、ピアノで、伴奏のコードも弾けるようにしようと、ジャズサックスをそして、音楽理論と伴奏を学ぶために、サックス、ピアノのレッスンを半々に。

おいおい、菊地は、サックス、フルートだ、ピアノもやるのかい?と言う人もいるでしょう。生徒の伴奏をピアノで20年もやっているので伴奏だけはある程度できるのです。伴奏ピアノコースもあります。また、作編曲はピアノ上で考えることが多い。

自分が分からなかったことがわかるのも楽しいが、それを人に伝えて、生徒さんの世界観の変容する様を見るのも驚きと喜びがあるものです。

コロナが落ち着くまではと、通学対面レッスンをネットレッスンに切り替えて、ライン電話でお互いにピアノを弾いてレッスン。

ネットでもかなりなことが出来ると実感、また、今まで譜面を読むだけだったKさんも、音楽理論の基本原理が少し見えてきて、驚きと充実感を感じているのがこちらにも伝わり、やはり教えることは学ぶこと、音楽の素晴らしさを実感した日。

読者に皆様にも、音楽の喜びと素晴らしさを共有お裾分けしたく、以下、多少音楽理論の素養のある方向けの内容になります。

★5度進行強進行、弱進行の話

G7/C は5度進行と言い、不安定が解決に向かい、高いところにあるものが低い場所に移動して安定するのと同じ意味があります。音楽の根本原理です。

C/F/G7/C

ファンクションは、Tonic,Sub dominant,Dominant,Tonic です。

意味がよくわからない方は、こちらもご覧ください。

音感トレーニングメソッド。https://kose-sax-flute.love/onkan

これはクラシックで正格カデンツと呼ばれるもので、5度進行が二つ入っていますの。

C/Fと、G7/C です。

枯葉のコード進行は、キーがCだと、

Dm7/G7/C/F/Bm7♭5/E7/Am

であり、1箇所を除いては全て5度進行です。レドシラソ、ソファミレド、ドシラソファ、、、と数えてみてください全て5度下がっていくのが分かります。

バッハから始まり、西洋クラシックの伝統は5度進行です。

さて、ビートルズの、Let it be のイントロダクションのコード進行はこうです。

C/G/Am/F/C /G/F/C

F/Cのような5度上がる進行はアーメン終始と呼ばれて教会音楽のエンディングによく使われます。

C/Gも5度上がる進行ですので、この逆5度進行が短い間に4回現れている事に着目しましょう。

西洋クラシックの伝統である5度進行は強進行と呼ばれ、前進する感じがありますが、

アーメン進行は、弱進行と呼ばれて、例えるなら後退する感じ、

転じて、自分の内面に戻っていく感じ、ひいては宗教的な感じがするのです。

アーメン終始に使われるのも宜なるかな。同じ3コードなのに、組み合わせを変えることで、こんなにも雰囲気が変わることに驚きを禁じえません。

ブルース、ロックの楽曲には、この逆5度進行が非常に多く使われています。

下記は、イーグルスのホテルカリフォルニアのコード進行の一部です。是非ピアノで弾いて歌ってみましょう。独特の教会の雰囲気を味わいましょう。

Am/E7/G7/D7/F/C/Dm/E7

Am/E7/G7/D7/F/C/Dm/E7

F/C/Dm/Am..........

この知識が皆さんの参考になることを祈っています。