大田区久が原の、各家庭のお花は見事なところが多い。 その映像に、エリントン楽団の、A列車で行こう、もじって池上線で行こうを、昨日は演奏してみた。
どうやってアドリブするのだろう?というのは、ジャズ関係者以外の大いなる疑問だろう。 クラブで、ジャズの演奏をしていて、休み時間に、譜面見せてくださいと言う人が時々いる。 譜面を見せると、コードしか書いていないのを見て、これであの複雑な音楽をどうやってやってるんですか?と驚きながら聞かれることは多い。
それは好きで何年も何年もやっていれば、多少は出来るようになるだろう(笑)。
さてこの曲、最初はCだが、転調してEb。 転調のメカニズムは、まず、Cで覚えたコードを、番号に覚え直す。
C,C,D7,D7.Dm7,G7,C→ I,I,II7,II7,IIm7,V7,I などどいう風に。そしてそれをEbのスケール上に当てはめると、 Eb,Eb,F7,F7,Fm7,Bb7,Eb ここまで変換できると、あとはそれに関連した分散和音、スケールを確定したら、フレーズを構築。
自分の吹いたフレーズにいかに対応するかを限られた時間に考えてフレーズを紡ぎ出すスリルは、記憶力オリンピックであり、脳の曲芸、やはり即興の醍醐味、日高昆布のだしの味だ。