ジャズは温故知新

2020/02/24
ビッグバンド

昨夜は、大阪でレッスン。新作アルバム、Fabulous の譜面がすべて上がっているので、それを素材にレッスン。

昨年から、レコーディング、ジャズ音源製作のフラッシュアップ、そしてソロのすべて譜面化と、自分の音楽を、分解整理、分析作業を、続けてきた。

脳内は、あたかもニュートン力学の時代から、アインシュタインの、相対性理論、量子力学の時代を経て、シンギュラリティの時代へと突入しているの感を強くする。

ジャズは温故知新。

コルトレーンから始まったジャズサックスの、歴史探訪は、僕の場合は、通常とは逆向きに、コルトレーン(10、20代)、伝統を学ぶ必要を感じて、ロリンズ(20代後半)ジャズが、ロック、ポップスに接近していた時代、ブレッカー、サンボーンも研究(20-30代)、その後、スタンゲッツ、レスターヤングを、研究(40,50代)と進行した。

モダンジャズの父レスターヤングは、スィングのリズムをそのまま吹いていたと言う事が最近解って来た。

ジャズフレーズを調べてゆくと、レスターに突き当たる。パーカーも、レスターを研究してスターになったのだ。

昨日は、生徒10年選手の、藤井さんにも、それを上手く伝えることが出来たのに快哉、快哉。今風にいうとイエーー。

かっこよくスィングして吹くコツを学びたい人は当道場の門を叩くのが近道であることを伝えたい。

美味しい中華料理を頂きながら、情報をみていたら、多くの友人が出演するビックバンドライブを発見、キタへ移動して、ロイヤルホースにて、スピリットジャズアンサンブルのライブの2部をまるまる鑑賞。

のっけから、メーナードファーガソンナンバーで、トランペットの、ハイノートが、気持ちいい。

トロンボーンセクションも、全員いい音で、ソロも上手い。

サックスも、テナーもアルトも、全員ソロも行けるのが解った。リズムセクションも、ゴキゲン。

サルサ、ラテンナンバーでは、立ち上がって踊り出しそうになる衝動を必死で抑えて、平静を装う。

ダンス音楽を聞いても動かない不思議な民族日本人の皆さんを忘れていた。

更にゲストの片岡鶴太郎ではなかった、片岡雄三の、トロンボーンが、これでもかと、豊かな音と、超絶技巧でグルーブ感溢れるプレイ。楽しい夜だった。

ちゃんと時間を計算してミナミに移動して深夜バスに乗る手筈は、まさかのスマホの電池切れで、情報を表示できず、高島屋などで緊急充電してる間に、バスは出発。むむ、、、。

文明の利器に依存し過ぎるの愚を悟る。

瞬時に気持を切り替えて、大阪に一泊していると、また、新しいアイデアが降って来る気がした。

何かって??

徐々に皆さんにも、それをお伝えできる事だろう。