年末は池袋でジャムセッションに参加

2020/01/04

12/28,久々に、東京池袋のサムシングジャズクラブのジャムセッションに参加した。

今夜はフルート生徒のMさんが参加するというのでお供したわけだ。

オーナーマイルス小林さんは、今はSteveと名乗っているようだが、10数年前、この箱は僕の教室の発表会に使った場所だ。忘れもしない、マイルス小林は、こう言ったのだ。

菊地さんの生徒さんは、10人以上居並ぶサックスが、初心者でも、音が大きくて太い、信じられない。

2004年発表会のページ

もちろんチャージは、頂けませんと、一旦僕の払った参加費は返還されたのだ。

一人だけ、ステージで参加者が演奏中に、客席で音出ししている馬鹿者サックスが居たので、マイクを通して、音を出すな、失礼だぞと、注意したが、ほかは和気藹々とした雰囲気のなか、進行した。

日本人の、アマチュア、セミプロ、プロ志向のみんなは、全員可愛い。

すべての楽器のみんな、コードや、フレーズ、アドリブも大事、だけどスイングが、一番大事なんだよ。

ジャズロック、ラテン、そしてクラシックも。

ハンコックや、チックも良い。だけど、レッドガーランドや、トミーフラナガン、ウィントンケリー、ビル・エヴァンスのようにスイングして、弾けたら最高じゃないか。

基本がわかった上で、最新の音楽があるはず。

関西には、ボケとツッコミがあるけと、ジャズロックラテンなど、ビートを刻む音楽には、スピードとタメがある。

草野球を楽しむ人たちが、プロ野球や大リーガーに憧れるように、海外や日本の有名人気奏者は、君達が思っている以上に、ずっと深く音楽の秘密に熟知し、修練を積んだ人たちなのだ。

だから素直に聞けば良いのだ。

どうしたらスイングできるのか?どうしたらかっこよく歌えるのか?どうしたら感動させられるのかを。

JAZZもロックもファンクも、タメは、2,4拍を、腹筋で腹で踏ん張ると、いい味が出るんだ。

僕も色々な先輩から学んだ。

イチローが、小学生時代から、僕は億を稼ぐバッターになると決めて練習したように、リズムに乗る練習が、たくさん必要なんだ。

生まれつき黒人のような身体能力を持っている人は稀だけど、ポイントさえちゃんと押さえれば、日本人でもスイングすることは可能だと思う。

メロディ楽器や、ピアノギターで、ジャストとレイドバックを使い分けて演奏するのは楽しいことだよ。

僕の演奏で少しでも皆んなに伝わったら幸いだ。

帰り道、終電を逃したので多摩川でタクシーを待っていると、後ろの黒い外国人青年が、武蔵新田は、どう行くのですか?と若い女性に聞いているのを小耳に挟んだ。

すかさず、僕も武蔵新田だよ。一緒に行きましょう。その女性も鵜の木なので3人で相乗りする事にした。

彼はインド人のエンジニアで、日本語も上手い。

1,500円かかる距離を僕は500円で、彼女が多めに出したのでインド人青年は何とただで帰宅したことになる。楽しい年末だ。