作曲家の手記/演奏家の条件

2019/11/04

大学生の時に、演奏家を志し、親を始め多くの人に、食えないから早く諦めろ、ドリームキラーという、夢をやめさせる人は、無限にいる。

自分も、どこにも所属せず、ここまで音楽で生きてきたのも奇跡のようなものかも知れない。

畑は違うが、クラシックの作曲家、純音楽の作曲家の手記が面白い。作曲家という仕事。

要するに、苦労が多く報われる事が少ないということらしい。

筆者は食うために、教える仕事はしない主義で、理由は下記の2点だという。

1.才能があれば、教師は必要ない。
2.才能が無ければ教える意味はない。
さらに、才能のある人が、教える才能があるとは限らない。

天才長嶋が言うには、玉が来たらこうやってバットに当てるだけですよ。

ははは、、、、元も子もない、正論だが極論でもある。

僕の考えでは、教師を必要とする多くの人が存在する。

多くは、ある意味、才能がある人から見れば、才能の無い人たちだろう。
または、才能がまだ眠っているのかも知れない。

だけど、多くの才能の無い人たちが、音楽の世界を支えている。

音楽はすべての人たちの心の栄養であり、音楽なしに生きていくことは、不可能であり、味気ないつまらない生き方である。

どんな大富豪で、地位も名声もある人でも、音楽に関心がないヒトは、僕にとってはレベルの低い人にしか思えない。

では、(クラシック)演奏家として成功するには?

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プロの音楽家になる10の条件(クラシック)

1.演奏技術、音楽性に優れている(絶対条件)

2.健康であり自己管理もできる(絶対条件)

3.容姿端麗である (その方が有利というだけの話)

4.自分にしかないものがある(絶対条件)個性。

5.コンクール入賞歴がある(ほぼ絶対条件)

6.資金力がある(その方が有利 というだけの話)
7.良き師、良き友、良き家族に恵まれる(絶対条件)

8.いつも切磋琢磨している(絶対条件)

9.社会性、人間性がある(絶対条件)
また、人間性はプロとして最も重要なファクターである。 音楽家は個人事業主であり、サービス業であり、人気稼業であるから、人間関係がすべてと言っても過言ではない。相手に好印象を与えることは、音楽家として当然であり、豊かな芸術性は豊かな人間性から編み出される。
宝塚歌劇団の 「 ブスの25箇条 」(リンク)に、理想の人間像がある。 いつも笑顔で明るく親切で謙虚で礼儀正しく、愚痴を言わず、希望に満ちて輝いている。友を大切に、人には愛情をもって接する。相手への思いやり。感謝。

10.運のいい人(絶対条件)

容姿端麗や、才能、個性、運の良さなど、少し努力しただけでは全く追いつかない項目が並ぶ。w(°o°)w

世に名を成す音楽家、歌手などは、5回から10回生まれ変わっても続けないと、ものにはならないと言う説もある。

昔のジャズメンが、君が我々と共演するのは早い。もう、100年は、練習してから来い!

と宣っていたが、あながち外れていない事になる。

良い一日を。