ユヴァル・ノア・ハラリのホモデウスを読んだ

2019/10/21

世界的ベストセラー、76年生まれのイスラエル人歴史学者。噂には聞いていたが、新たな切り口が、面白い。いろいろな人が、ダイジェストした内容を紹介してくれているので、参考にどうぞ。

個人的に、興味を惹かれたのは、人間だけが、虚構を理解し、共有することができるという事。例えば、宗教、神、お金、国家など。目には見えないが、多くの人が同意する事で存在する事になる。僕なら音楽、芸術もこれに加えたい。

ハラリ氏によれば、人類がつい最近まで戦ってきた3つの災厄は、飢餓、戦争、疫病だそうだ。これの実例が羅列されてゆくのだが、例えば、スペイン風や、ペスト、梅毒にインフルエンザが、南米や、ハワイを襲った時の、致死率は戦争の比ではない。

人類は、つい最近、ほぼ感染症は撃退した。戦争は、小規模な紛争は続いているが、核を持ったおかげで、ボタンを押せば人類消滅の危機が迫るので、逆に大戦争の恐れはなくなった。

さて、現代の戦争は、情報戦であり、サイバー戦争であり、知識による戦争に形態が変わってきているという事だろう。

飢餓に関しては、飢餓による死者、戦争や犯罪による死者を、肥満による死者、自殺者などが追い越したとの事。

途中で、現代の哲学的問題、神はあるかどうかではなく、意識はどこにあるのかという問題も扱っている。これはいろいろな論者が扱っているが、脳を調べてもここで意識が発生している、またその仕組みは皆目見当がつかない状態で、脳の記憶の全てをコンピューターに移植するSF映画は楽しいし、話をするロボットのプログラムを作る事はできるだろうが、意識や愛情がコンピューターに移植できるかは今の所見通しはない。

ハラリ氏の分析で、古代の太陽王ファラオは、エルビスプレスリーのような、ブランドであり、肉体を持った本人が死んでもその機能は変わらないとの分析に感心した。

現代のロックスターは、昔の宗教指導者、カリスマの一面がある。

さて、もし可能なら、ハラリ氏に、音楽の歴史の分析をお願いしたいところだ。

現在60台に達した僕が、現在の日本の乃木坂????などという、少女たちが集団で踊りまくる、歌唱をするを見ても何も感じないのは妥当だとして、50代60代の男女が見ても、満足するような歌唱をする人は出てこないのだろうか?居るのだろうが、マスコミに全く登場しないのは何故なのか?全てお金の論理だけで処理されているとしたら悲しい現実だ。

またクラシック以外の、楽器演奏で、時代の先端を行く、これぞ現代という音楽のスタイルを作り出す事は難しいのだろうか?全ては出尽くしてしまって、ネットで全てただで享受できるので、それで受けては満足なのだろうか?また、作り手は?

マイルスが生きている頃は、ハンコック、トニーウイリアムスの、ジャズのスイングで最先端の演奏をやり尽くし、ロック、ブルースに接近した、インナサイレントウェイ、パンゲア、ビッチズブリュー、デコイなどと、手に汗握るその時代感覚を写し取ったような音楽に胸が震えたものなのだが。

今こそ、この時代に皆がハッとして、これだというものを生み出さなくてはいけない時代なのでは。

政治経済に目を移すと、なんのビジョンもなく、アメリカの傘の下、経済だけ追求すれば良い時代は20年前に終わっている。

現在の韓国の動きは、自滅行為を急いでいるようにしか見えないが、これが、敗戦共産化を狙っているとすると、負けると分かっている太平洋戦争に突っ込んでいった日本の真似になるので、韓国の良識派の皆さんに早く目覚めてもらわないと。

ネットを見ていると日本の韓国叩きは盛んになっているが、それは、日本不買運動をする彼らと同次元に落ちてしまう恥ずかしいことなので、日本人は紳士的に大人の対応をするべきだろう。