テナーサックスレコーディング最終日

2019/09/23

だいぶ涼しくなって来て、個人的には嬉しいが、今回の台風で被災された千葉県の皆様には、電気水道の早期復旧を願う。

3週間電気無しの生活って江戸時代並で想像しただけで大変かと。

他人事ではないので、万が一に備えて予備のバッテリーなど対策をしっかりしておきたい。

昨日は、新作アルバムのレコーディングテナー編の最終日で、五反田のスタジオにて。

今回は、誰でも知っているスタンダードばかりだが、この日は、ナイトアンドデイと、グリーンドルフィンストリートの録音で、13曲の収録は完了し、トラックダウンに入る。

片岡健二師範代のレコーディング技術は素晴らしい。

リズムトラックの編集には、いろいろなアイデアを出し合ってサウンドを編集してゆく。

ドラムのシンバルとバスドラムの音色やバランスのとり方でバンドサウンドは決まってくるので、トニーウィリアムスのイメージで(^^♪などと注文を出す。

今回は、リズムセクションは、人間ではなく、打ち込みでもない。

では何かと言うと、人間が弾いたデータでリズムトラックを生成するソフトで作った音データを編集するのである。それでジャズに聞こえるのか?という疑問は当然想定される。

その先が、片岡の編集技術と僕の長年の経験値が結集して、それが、想像を超える、なかなかの仕上がりになっている事を報告しておこう。

例えば、フュージョン、ファンク時代の名ドラマー、スティーブガッドのグルーブや、アートブレイキーのシンバルワークなども、僕は打ち込みで数値化できるのを知っている。

ジャズのスイングがカッコよく聞こえるには、ベースとドラムのタイミングをある操作をするとてきめんに効果がある。(企業秘密)

さて、メインのテナーの音色の設定が、このアルバムの肝になる訳だが、専門用語で、コンプレッサー圧縮、リバーブ残響、イコライジング周波数帯による音の設定などを使い、イメージ通りの音色の仕上がりに、深く満足できた。

このところの、リフェイス技術の習得により、よりイメージ通りの音色のマウスピースに自分で調整できるのも大きい。

出来上がりの音を聞くと、昔から憧れていた、ロリンズ、デクスター、ゲッツ、松本英彦に通じる、音の存在感のあるサウンドが達成できた気がする。

まるで、元気で経験豊かな賢いお爺さんが、人生を語っているように聞こえる(大笑い)。

10代、20代の頃から、テナーで、渋い音を出したいと願って演奏を続けて来たが、願いが叶うとはこの事だったのか?

実生活でも、二人の息子も社会人として立派に独り立ちし、3人の孫にも恵まれ、教育事業と演奏も続けている。

サウンドが醸し出す賢さほど、現実生活は賢くない(*_*)。

創造力は今までの、鍛錬で益々磨きが掛かっているが、短期記憶(ものをどこに置いたなど)が、低下して来ているのは自覚して余裕を持った行動をするしかないだろう。(^_-)

画像に含まれている可能性があるもの:1人、演奏