ジャズに人が集まらない理由

2019/09/03

あるギタリストのキンドル本、(ジャズに人が集まらない理由)という本を読了した。

著者の趣旨は、

服装がダサイ。

音楽が、エネルギーが無く淡々としている。

バンドとしての一体感がなく、リハーサルをした形跡がなく、流れ作業で、処理している。

譜面にかじりついているので、観客から疎外感がある。

MC が、レベルが低く、楽しくない。

つまり、演奏さえ良ければ良いと言うまあ、ジャズ系の皆さんに蔓延する価値観に疑問を呈している。

ジャズの命である、SWINGが無い、もしくは足りない。

ジャズボーカルは特に、大歌手の表現を上辺だけなぞっている感があり、気持ち悪い。自分の表現をするべき。

ハーモニー進化論に毒されていて、難しいハーモニーを追求するが、スイングが足りないので、聞く方は楽しくない。

世界観の欠如。アイドルのバックバンドから、アマチュアのロックバンドまで、どう言う世界観を表現するのかは、一番大事にしているところ。

、、、ウーン手厳しい、でも確かに当たっている。

では、カッコイイ服装で、パワフルに、リハーサルを重ねてリハ代もメンバーに、別に支払い、確固たる世界観の音楽を、全て暗譜でやったらカッコいいだろう。

これは、ブルーノートなどで目にする海外音楽家は、みなクリアしている。

最後の世界観、、、は、特に胸に突き刺さる。

例えば、マイルス、ウェザーリポートやイエロージャケッツ、デクスターゴードン、スタンゲッツなどは、個性的な世界観をすぐイメージ出来る。

見た目でもトークでも、演奏でも、独特な世界観で魅了すれば、良いわけだ。また、魅了しなくてはならない。

さて、KOSEの音楽の特徴は、ジャズ、ブルース、サンバ、ボサノバ、R&Bなどの一番おいしいところを、独自のフィルターで、自分の音楽にしてしまうところであると、自分では自覚している。

聞き手を飽きさせないで、必ず満足感を与えるように意識しているつもり。

9/3は、赤坂トナリテ、皆様とお会いできるのを楽しみにしております。詳しくは、こちらです。