ここ数十年のテーマの一つが、どうしたら、楽器を吹く人に音感、ハーモニー感覚が身につくか?
と言うこと。生徒さんに音感コード感を身につけさせたい!!
最近見た Youtube 動画に、植物が持つ知性について調べたものがあった。
植物は、日光で光合成をして、地中の養分と、空気中の二酸化炭素と水で、栄養分を合成して、廃棄物として出された酸素が、動物の呼吸に役立っている。
一定の場所に生きている植物なので、外敵に対応する術も凄いものがある。昆虫他のが外敵が来ると、地中のネットワークで即座に仲間に連絡するとは何という賢さだろう。
植物には、記憶や知性もあり、音楽の善し悪しにもとても敏感。
●ヘンデルやベートーベンなどを掛けると即座に反応、蔓を寄せてくる。
★ロック、ヘビメタからは逃げようとする(^_?)?
☆フォークなどには無反応で、
▲ジャズには親愛の情を示して蔓を伸ばしてくるそうだ。そうそう妊婦さんも、クラシック以外聞けなくなる人が多いそうだ。
音楽に優劣は無いし、皆好きなものを聞けばよいし、存在している音楽は全て必要と存在意義がある。
でもこの植物の反応は、生きものとして大事な何かを示唆している気がする。
さて、日本人の楽器奏者にハーモニーを理解させるにはと言うテーマだが、ある仮説を提唱したい。
それは、リズム遺伝子、ハーモニー遺伝子、演歌的哀愁感遺伝子などが存在し。民族によってその濃淡があるというもの。
例えばお隣の中国人だが、宗教に共感する遺伝子と、ハーモニー遺伝子は、ほぼ欠落してる集団と考えられる。
以前に中国雑伎団の演技の伴奏の音楽を聴いていた。
ドミソ(トニック)のワンコードで、リズムやメロディは存在するが、和音の動きは一切無く、5分くらいドミソがなっているというもの。メロディも5音しか音が無く、例のペンタトニック。
韓国の人たちは、哀愁メロディ遺伝子が強いので、情熱、悲しみが音楽に含まれていると満足する。
西洋人は、ハーモニー遺伝子が強く、黒人はリズムの遺伝子が優勢。
西洋人はクラシック音楽の伝統があり、黒人はジャズロックブルースを発明、現代ポップスの原型は黒人が作ったし、アフリカの黒人も素晴らしくスピード感のある、リズム主体の音楽。インド、中近東、アフリカにも素晴らしい伝統音楽があるがそれはさておき。
さて日本人は???
やはり五音音階好きなアジア人であるので、ドレミソラのペンタトニックが好きなアジア人は、7音の音階や半音階は音が多すぎて認識が難しいし、よほど訓練しないと、一般人にコード感のある人は稀だと言うことになる。
面白いのは、クラシック音楽の世界では、200年前から、一般大衆にハーモニー感覚を植え付けることを断念し、楽譜さえ読めれば音楽が成り立つように、音楽を目で置き換える方法が取られた。
一流オーケストラの団員でも、楽器や読譜の技術はあるだろうが、ハーモニー感覚のある人はそう多くないはずだ。作曲家は別。
さらに日本の音楽教育では固定読みが主流となったので、一層音感ハーモニー感覚のある人は稀になった。ジャズロック、ポピュラーはコードで考えるので、クラシック出身の人は、正直、ほぼ使い物にならず、一から勉強し直しとなる。
さて、日本人でもアジア人でも、眠っている、または眠っているように見える(ハーモニー)遺伝子を目覚めさせる方法はあるはずだ。
バッハ、ハイドン、ベートーベン、ロマン派、印象派、ドビュッシー、ストラビンスキー、ガーシュイン、マイルスデイビス、ステービーワンダー、ビートルズ、プリンス・・・、古典から現代に至る、素晴らしい作曲家の作品を順番にピアノで弾いたり歌ったりしてみることだ。
菊地のハーモニーマスターのお薦めは、ビートルズのヒット曲を10曲ピアノで弾いて歌えるようにすること。
知らない間に、コード感覚はものになっているはずだ。コード感覚を付けたい人は、是非やって、みてください。
個人的に好きなビートルズ曲は、Hey Jude,Let it be,Yesterday, And I love her、Michel,Come together、etc.
更に、キチンと音感、コード感を付けたいという方のために、菊地が製作した教材、音感トレーニングメソッドは、¥10,000 の教材で100ページ、動画1時間、音声2時間のボリュームです。お陰様で400名近くの方が購入してトレーニングに励んでいます。詳しくはこちらです。http://kose-sax-flute.jp/Onkan/onkan.htm
写真は、本文とは関係ありません。孫の男子です。