★ 映画 Remember me を見た

2019/03/06

★ 映画 Remember me を見た

https://youtu.be/_3S7UxuS1XA

ピクサーの少年少女向けの映画だ。案の定というか、期待通りというか、感動に満ちている。

ひいお婆ちゃんは、愛し合っていたが、音楽家で成功することに賭けて、家庭を捨てていった夫を認めず、先祖代々靴屋を営んでいる。音楽は一族の禁止事項。

音楽の才能もあり、ミュージシャンを夢見る少年ミゲルは、音楽を家族中から反対される。うう、まるで自分の事のようだ。

父は、30年以上僕の仕事は認めず、まともな仕事に就くなら早いほうが良い・・は口癖だった。最晩年についに僕の仕事の良さも認めてくれたが・・・。

話を戻そう。ミゲルは、音楽コンクールに出場するために、自分の先祖で大成功した音楽家の博物館からギターを盗み、コンクールに出るという非常手段に出るのだが、何かの拍子に死者の世界に入ってしまう。

そこで出会った●●が実は自分の先祖であることに・・おっとこれ以上はネタバレになってしまう。

少年の目から見たお爺ちゃんだと思って居た大スターの虚と実、世間で信じられていたことと、真実の違い。先祖代々誤解していた真実。

2才の少女が、父に愛されていたこと。その少女がミゲルのひいお婆ちゃんであること。ミゲルは、時空を超えて、ひいお婆ちゃんの幼い時を見ている。そして、本当のひいお爺ちゃんも。

何代にも渡り、悪いやつだと思われていた人物が、実は愛の深い人であり、それが実は自分の先祖であった事を知ったミゲルの感動が伝わってくる。

相変わらずのピクサーの映画の映像と音楽の素晴らしさは注目である。アイリッシュ系の音楽や今回のメキシコ風のマリアッチのような音楽、映画にあった音楽を良く作って居る。

作曲家チームもスタジオミュージシャンチームも優秀。ストーリー製作も、アニメ制作陣も素晴らしい。

死者の国の映像も、アバターのあの不思議な国や、この世ならぬ美しさに満ちていて、麻薬性のある映像美だ。

夕方、多摩川沿いを1時間ほど歩いていたが、映画の映像の世界の感動は、実際の自然の雲や川、人間の作った近代的なビルなどの美しさなどを見るときも、より深く感動させる作用もある気がしてならない。

愛に感動して涙が溢れるとき、自分は愛そのものになっている。

自然の美しさに感動するとき、美しさは我々の心の中にある。