今日は、北九州のMさんとスカイプレッスン。電波状態も良く、1026キロの距離をものともしない、電波によるテレビ電話が可能になっている。小学生の時、初めて電話を体験したときのことを思い出す。母の声が受話器から聞こえてくるのだが、恥ずかしくて話できなかった。
宇宙家族という子どもの頃見たアメリカのアニメでは、テレビ電話用のお面を付けていたが、外れると寝起きの顔が見えて・・、鉄腕アトムの未来世界がそこまで来ているようだ。
もう月に2回のレッスンが1年になろうとしている。50年以上サックスを吹き続けたMさんはすでに70代後半、長年のサックス演奏で首を痛めた。頸椎の手術をして、首に負担の無いストラップを探していた所、僕のオリジナルストラップにたどり着き、僕のハンドメイドのストラップを使っている。もちろん首が楽でいくらでも練習出来、疲れないのはもちろんだ。http://kose-sax-flute.jp/strap.html
ストラップに同封されていた教室案内に興味を持ち、2回ほど直接お会いしてレッスンもした。本も購入して、更に10才以上年下の先生に学ぼうという気になったのは素晴らしい。
まず基本奏法が良くなり、周りのメンバーから音が良くなったと褒められることが増えたそうだ。いままで雰囲気でやっていたコードやスケールを、基本の音楽理論、聴音のトレーニングをもう一度洗い直してやり始めている。
今日は宿題の、All of me のコードだけによる練習曲を作曲する課題も、聞かせてもらったら良い感じに仕上がっている。音楽理論作曲理論が、1年前に比べるとかなり理解でき演奏に反映されてきた。
さらに嬉しい報告は・・、先生に言われたとおり、色々なキーで、
★フラグメント(ドレミファ、レミファソ)、
★3度の練習(ドミレファ、ミソファラ)、
★コードの練習(ドミソ、レファラ・・)
を日常的にやっていたら、所見で難しい譜面が来ても、すこし譜面を見てさらうと出来るようになってきた。怖いものが減っている。自信が増してきている。これは先生のお陰です。
・・という事だったが、僕の方から見ると、大きな要因は、素直に受け入れることが出来たこと、自身の努力に他ならない。非常に成果が上がっているので更に続けたいという事だった。1026キロの距離をものともしない、嬉しい報告だ。
生徒さんの素質と努力と、コーチである僕の指導が上手く一致した幸福な例となっている。
さて来月の3/21春分の日は、大森スポーツセンター小ホールで、菊地康正サックス、フルート道場生徒の発表会が開催される。
一般の方も入場出来ます。生徒さんの真摯な演奏、師範代と菊地康正の演奏も堪能できます。
詳しくはこちらです。http://kose-sax-flute.jp/jam2019SpringTokyoYokohamaHPK.html