皆さんは、最近、世の中がすごい勢いで、変化してるのを肌で感じているだろう。PCが普及し、インターネットが普及して電車に乗ると全員スマホをいじっているこの現実。ここまで来るとは、10年前は本当に誰も想像できなかっただろう。
僕がパソコン、インターネットに触れたのは40代からで、今から25年前。当時はウインドウズ95が話題になっており、IBM社のアプティバから始めたのだった。
教材を動画化したり、生徒募集や、ライブの告知宣伝もネットが当たり前になってきた。
最近は、ビッグデータと言って、大量の情報を、分析し動向をつかみマーケティングに役立てる、そのコンサルをする会社なども目に付く。
昨年僕のサイトの構築をある会社にコンサルティングを依頼し、徐々にその成果は出てきているようだ。
今までは、国家単位で経済が動いていたのが、ネットが発達してきて、国境をまたいでお金が動くのは当たり前になってきている。
アメリカのレーガン大統領の時代に、お金でお金を生み出す錬金術のような手法が推奨されるようになった。
ある分析では、今までは、先進国が、進んだ技術知識を元に、開発途上国に工場を建てて、先進国から見ると信じられない低賃金で、労働者を働かせて製品を作り、世界で売りさばく事で利益を得る、要するに形を変えた植民地政策だが、そのスタイルが、終わりつつあるという。
というのは、途上国がどんどん豊になり、先進国化しているからだ。
ピーターティールは、起業家であり、投資家。
法律の学校を出て、投資銀行で働いた後に、ITに未来を見いだし、友人や家族からお金を集めて1000万の資金でヘッジファンドを設立、ITで決済サービスを電子化することを思いつき、ペイパル(カードとメールアドレスがあれば振り込みが出来る)を創業。
5人の仲間とともに、信じられない努力で、ペイパルは大成功をする。
ライバルの南アフリカ出身のイーロンマスクは当時ライバル企業の創業者で、銀行免許を持っているほかに、多くの金融商品を扱い、ペイパルの内容を全てコピーしていた。
スティーブジョブスのマッキントッシュのアィデアを臆面もなくコピーして、ウインドウズと名付けて大儲けしたビルゲイツとそっくりでもある。
ライバルと争うのは百害あって一利無し知っていたピーターは、マスクを取締役として迎えて、会社を合併することを決める。
ペイパルの創業チームの5人は、4人が外国人、そのうち3人は共産圏出身、全員25才以下だったという。
20代の若者が、世の中を塗り替えていく所は、日本の明治維新、多くの弟子に、現在の日本人にも勇気を与え続ける吉田松陰、坂本龍馬、高杉晋作、伊藤博文などを思い起こさせる。
今まで、明治維新の志士たちの資金源は?という疑問を持つ視点はなかったが、フーバー研究所研究員の西鋭夫氏の説によると、明治維新の陰にいたのはイギリスで、グラバーを通じて当時の反政府勢力に現在の金銭感覚で数億円の資金を渡して、幕府の転覆を謀り傀儡政権の樹立を狙った?との見方があるそうだ。
真偽はこれから検証されるだろうが、面白い見方だ。
話がそれた。ピーターティールの足跡には、その哲学が見え隠れする。普通の人が期待しない、普通の人に見えない可能性を嗅ぎ分けて投資する才能は独特なものがあるようである。大学では哲学を専攻し、フランス人著名哲学者ルネジラールに薫陶を受ける。
23歳のフェイスブックを創業したばかりのザッカーバーグと出会うのもその頃。フェイスブックに投資した数千万の資金は、その後2,700倍に成長したほか、社外取締役に就任。ピーターのペイパルから、ユーチューブや、ビジネス向けのSNSリンクトイン、テスラなどの創業者が続々排出しているのはなぜなのか?凄すぎる、皆神話的人物だ。
日本人も、時代の先を読みネットで人々のニーズに応える人と言うと、孫正義、その後はライブドアでニッポン放送の買収に乗り出した堀江貴文やサイバーエージェント創業者藤田晋、楽天の三木谷浩史などは直ぐ思い浮かぶ。
他にもネットを調べて居たら、日本にもいたいた、すごい起業家が・・。
・・・宇宙ゴミの処理を目指す会社を立ちあげたアストロスケールの岡田光信、
ネット上でよく見かけるようになったスマートニュースの鈴木健、浜本階生、
ショッピングアプリで、ネットショップを支援する鶴岡裕太、
転職を支援するビズリーチの南壮一郎・・・(Forbes JAPAN’s START-UP OF THE YEAR 2019 受賞者日本を動かす起業家20名より)
他にもニュージーランド、シンガポール、ベトナムなどで起業して活躍する若手起業家は女性も含め多数。
自分も考えてみようか?タイ、ベトナム、シンガポール、上海で音楽教室??意外といけるかもしれない。
ピーターもそうだが、これらの皆さんの経歴を見て感じることは、常識にとらわれず、今までにない世の中の人が喜ぶやり方を独自の視点で探し当てて実行することにあると思われる。
さて、音楽業界、needsのある所に、必要とされるものを供給すればビジネスになるだろう。
かといって、音楽は芸術でもあり、儲かればよいと言うものではなくて、言葉に出せない、意識も出来ないけど、触れてみたら、そうだよ、これが今まで探し求めていたものだよ・・と喜ばれるものだってある。そう言うものを提供するのもアーティストの仕事である。
90年代に小室哲哉の音楽は時代を席巻した。彼の自伝によると、イギリスに渡り、ユーロビート、英国ポップスを研究した成果を、曲作りに反映させ、ディスコクラブで、どれだけの客が踊るかという実験を行い、反応の良いリズムや楽曲を蒸留し売り出すという手法で、まさにマーケティング音楽と言えるだろう。
今聞いたら、お世辞にも興味が湧く音楽とは言えないが、当時は新鮮に感じたものだ。季節の野菜のような、新鮮さが命の音楽か?
日本の音楽界がおしなべて幼稚化している様に感じるのは、自分が高齢化してきただけではあるまい(笑)。
その証拠に、お隣の韓国のホテルに泊まると韓国ポップスを楽しむことが出来るが、米英のポピュラーの先端を研究し尽くしたそのサウンドは、素晴らしく日本は完全に負けている。世界にファンが居るのも納得、南米や東欧にもKポップファンは多い。
日本の音楽で海外で稼いでいるのはアニメ音楽だけだという。後は国内向け。
顔まで整形して頓着しないのはまねできないとしても、楽曲作り、ダンス、そのクオリティは素晴らしいと思う。
その違いは、志の高さに有るのではないか?
あの中学生時代にラジオから聞こえてくる、オーティスやアレサのソウルミュージック、ナベサダやジョンコルトレーン、マイルスのジャズ、レッドツェッペリンやジミヘンドリックス、若きエリッククラプトンのアートロックの手に汗握る、めくるめく極彩色のサウンドの衝撃を作り出せる日本人よ出てこい!
生きもの係のジョイフルはいい。ロックンロールしている!
ミーシャや小柳ゆきの歌も大好きだ。
ナベサダ、ヒノテル以降楽器のスターが一人もいないのは少し寂しい。
僕は今でも、今まで誰も聞いたことのないサウンド、楽曲、歌声、演奏を体験したいし、作り出したいのだ。
最後まで読了有り難うございます。