酒井麻生代(fl)ライブは素晴らしい!!

2018/10/23

今日は、名古屋泊、というのは、新幹線が止まっているから。

名古屋で夕方から夜まで、ばっちりフルートレッスンの予定だったが、夜の方が事情で延期。夕方の生徒さんから酒井麻生代さんが今夜名古屋で演奏していますよとの情報が入り、じゃあ聞いてから大阪に移動しようと考えたが、新幹線が止まっているので、移動は明日。

彼女は、いまや飛ぶ取り落とす勢いの人気フルート奏者であり、昇り龍のそばでその波動を感じるのも良いことだと考えた。

場所は、栄LOVELY。今回は、の2ndアルバム「展覧会の絵」レコ発ライブ。バックは納谷嘉彦(p)、俵山昌之(b)、大坂昌彦(ds)。

この夜は、いろいろな驚きと発見が多かった。麻生代さん、以前から存じ上げているが、めきめき腕は上がっているといえるだろう。1枚目の時とは、表現がまるで変わってきているのを感じる。

アルトフルートのような柔らかでくすんだ音色から、張りのある攻撃的な音までを使い分ける確かなテクニックと、歌心、冒険心を持った方だ。

体の動かし方や、ジャズ以外の、ロック、ファンク、ラテンなどのいろいろなグルーブを学んだらさらに飛躍するだろう。

美人と言うよりは、ファニーフェイスに近い親しみの持てる容貌、しかもクリクリした目の上にある、メロディに合わせて動く眉毛が表情豊かで、まるで眉毛でフルートを吹いているかのようで飽きさせない。おじさまやおばさまのファンも多いのが頷ける。

サックスに比べ、音色のバリエーションの少ないフルートで一晩飽きさせないで聞かせるには、よほどの工夫が必要と思われるが、今夜のステージはついに最後まで飽きさせない構成と演出、そして演奏が見事。

もう二度とやりたくないという納谷氏の言葉通り、バッハ、プッチイーニ、ボロディン、チャイコフスキーの名曲を、ジャズアレンジにするのは大変な作業だったろう。でもすばらしかった。

麻生代さん、注文したらそのようにアレンジしてくれる、納谷さんは本当に貴重ですよ。

彼女のキャラ、努力も素晴らしいが、納谷氏のアレンジ抜きにはこのユニークで楽しいステージはあり得ないだろう。

まあ、いつも通りの感想になるが、あのファンキーなレゲエサウンドや、スペインのパソドブレを聞いて、客席で、体を動かす人が全くいないのは日本人の特徴と思う様になった。

あのリズムで踊ると楽しいんですよ。日本人には踊る文化が欠けている。

納谷氏と大阪君の、PPからFFまでを瞬時に行ったり来たりする、ダイナミクスの幅広さ、そして両氏にいえる、PPの音の美しさを指摘しておきたい。

まれに見る帰り道に不満のない、満たされたライブだった。行って良かった。学ぶべきものは多かった。さて、自分は、自分の道を行くのだ。

10/26は、80年代ポップスヒット曲集ライブです。