菊地道場、3月と9月の発表会は最近はコンサートホールで開催。半年空いている空白期間、生徒さんの実戦経験の場として、セッションを企画。
昨日は、目黑タイムアウトで、開催。ホストメンバーは、菊地康正(ts、fl)、都丸 翔(gt)、コンディ近藤正夫(b)、姫井洋介(dr)
地元の目黑に引っ越してから11年が経っているが、ひっそりと目立たないライブタイムアウトは、権の助坂商店会にある。今まで全く気がつかなかった(笑)。
結婚前は、自由が丘、結婚当初は、都立大学に住んでいたので、その後子育て期間中は横浜の田舎に暮らし、子どもが二人とも独立すると都心に戻ってきたわけだ。
僕の住んでいる目黒駅の白金寄りは、巨大なビルが建ち始めたが、反対側の権の助坂商店会は、昭和のドヤ街の雰囲気がまだ残っている。この雰囲気をずっといつまでも残して欲しいものだ。
そこにいると昭和にタイムスリップする。そこには20代の僕が居るような気がするのだ。
タイムアウトも、小さいながら、雰囲気のあるお店だ。ちょうど手頃な箱で、生徒さん向けのジャズセッション練習の機会として企画した。
数名の熱心なサックス生徒さんおよびギャラリーが参加してくれた。歌手の、Inekoさんや、矢沢大好きな金子さん、参加有り難うございました。
スタンダードに矢沢ソング楽しかったですね?あの矢沢バラード、知っている曲でしたが、コンサートキーはEであり、テナーサックスにF#のキーは、初心者は無理ですね?(笑)
ふだんは、師範代の片岡健二とコンビを組んで活動の、Inekoさん、スタンダードにも挑戦、1コーラスだけで、楽器のソロに回すと、存在感が無いので、フェイク、スキャットをその場で提案。
迅速に応えて歌うところはさすがである。本人は冷や汗ものと言っていたが。必要は新技法の母、と言っても彼女は息子さんも二人いるので元々が母だが(笑)。
ボーカルのバックでは、例えばフライミーでも、Fとか、やったことのないキーでやらされるのが勉強です。スタンダードは色々なキーで出来るようにしておくことは大事なこと。
そうそう、昨日は、イパネマを コンサート D でやらされた。でも転調をきちんと理解していたので問題なかった。
譜面無しで、12キーでイパネマを演奏する方法があります。要するに転調の仕組みが解れば訳はない。
この記事の読者は音楽関係が多いので、簡略化した結論だけ示そう。
★イパネマの転調・虎の巻★
Aメロ→Bメロの時、メジャー3度下に転調、コードは、IV/IVmの進行、(F→D♭、D→B♭など)
そこからマイナー3度上に転調(元のキーから見ると半音下)でコードは同じく、IV/IVmの進行、IVmは実際は代理コードを使うので、♭VII9 となる。だから、プロ奏者でも、イパネマのサビのコード解釈が出来る人は実はあまりいない。
さらに元のキーに戻り、IV/IVm の進行をしたのちに、普通の循環コードをやるというもの。
さらに詳しく知りたい方はこちらへどうぞ。イパネマの悩み・・・・
終わってからの懇親会も楽しく、こういう企画をどんどんやって欲しいとの声が多かったです。続けて行こうと思います。